オーディオ雑感 その2             
  
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久々の更新 断捨離第2弾 最近驚いたこと 耳の周波数測定
  
  
  
  
  

     
 
久々の更新 2021/11/05
しばらくぶりにHPの更新を行っています。
単身赴任して7年オーディオは赴任先のアパートで気が向いたときにやる程度。
自宅のオーディオセットは冷え切ったままです。
しかし、何年も更新していなくても見てくださる方はいらっしゃるもので、先月は英語のメールが届きました。
過去にも2回ほどいただいたことがあるのですが、怪しいメールかもしれないと無視(まことに失礼なことですが)してきました。
今回は意を決して返信をしました。 それというのもGooglの翻訳機能が素晴らしく、分かりやすい日本語を入力すると大変うまく翻訳してくれるからです。
メールの内容は、LUXのA3700のレストアをやろうとしているが調整方法を教えてくれと、、、、、
オーストラリアのブリスベン在住の方とか。
手持ちの資料の必要な部分を英訳して回路図共々PDFファイルにしたものを送りました。
ちょうど当方もA3700の再レストアをやっていて、いつものように1年位テーブルの上に乗っかったままでしたが、これがきっかけになり一気に前に進みました。
その他、最近結構メールなどをいただくようになったのでHPの更新と相成りました。
ここ2年ほどは車いじりが主活動だったのでそちらのページも追加しました。
これからは頻繁に更新、リニューアルをしていこうかと思っていますのでよろしかったらご覧ください。
  
  
 
断捨離第2弾 2021/11/05
2年ほど前使わないで埃をかぶっている趣味の機材を断捨離しました。
これからオーディオ断捨離を断行することにしました。
というのも、60代半ばになり本当に使うものに機材を絞っていこうと決断したからです。
アンプばかり何台もあってもどうやって使うんだいと今になってやっと気づいた次第です。
基本ラインは、MMカートリッジはSMEのアーム、球アンプのLUXのCL-35UとA3700、スピーカーはLE8T。
MCカートリッジは金田式の一連のアンプ、スピーカーはMONITOR2001。
マルチスピーカーの実験用としてアルテックのドライバーとMONITOR2001のウーファー。
そこにCDとPCオーディオを挟み込むと、、、、。
プレーヤーが2台あるのでそれだけでも場所をとりますが、これらはビジュアル的に気に入っているので現状維持ということで。
結局いくらも減らないのですが、納戸に転がっている機材は処分します。
うまくオークションで資金が稼げたら、オーディオでも車でもお遊びができるかもしれません。
私的にはオーディオも車もおもちゃなので遊んで楽しければそれで良しです。
 

 
最近驚いたこと  2025/02/01
最近大変驚いたことがあります。
あるサイトを見た後にあることをやってみました。 それは遠くの音を聞くときによく耳の後ろに手のひらをおいて音楽を聴いてみたのです。 像の耳みたいに耳たぶが大きくなったことになります。 そうするとどうでしょう音が全く違って聞こえます。
刺激的な音になります。 掌が集音機になり耳に入っていく音圧が(特に高音部)ぐっと上がるようです。
次に指で耳たぶを後ろから少し手前に押してやるとそれだけで聞こえる音が違ってきます。 ということは同じ音源を聞いても耳たぶの大きな人と小さな人、また耳たぶのついている角度によって聞こえ方が違うということが分かります。 更には耳の穴の大きさ、鼓膜までの距離、屈曲の違いによっても音が違って聞こえるということです。 また、鼓膜の振動が脳に伝わり、脳内で処理される工程でも個人差が出そうです。
特に鼓膜の厚さ、形状は聴感に大きく影響するでしょう。
これらのことから同じ音源を聞いたとしても、その音は聞く人によってそれぞれに聞こえている(認識されている))ということですよね。 ということはオーディオにおけるいい音というのはその人の主観において良い音であり、絶対的、客観的な良い音というものは求めても意味がないと思います。
音楽はまさに音を楽しむものなので聞く人が心地よければそれで100%OKなのでしょう。
ベテランの歌手でも年齢を重ねると声帯の状態も変わってくると見えて高い声が出にくくなります。
鼓膜だって同じで高い音に振動しづらくなるから高い音が聞こえなくなってきますから。 機械式フィルターがかかった状態です。
ただしオーディオはただ音楽を聴く以外に所有欲というものが重要なファクターになるので、良い音が出そうな機材は存在価値があるのでしょう。
皆さんも一度耳たぶを動かしてみてください。 きっと驚きますよ。 まあこれには部屋の反響音なども大きく影響しているはずですが。
  


  
耳の周波数特性の測定 2025/03/08
 
老化現象の一つとして視覚のほか聴覚の低下が一般的ですが、恐れを知らず自分の耳の周波数特性を計測してみました。
方法としてはアンプの入力にオシレーターを繋ぎ周波数を変化させ、それをヘッドホーンで片耳ずつ聞いて音の大きさを判断しました。 なるべく意識的なものが結果に影響されないように、特に音を意識せず音の強弱だけを淡々と聞き取るようにしました。 但し測定器で測るわけではなく感覚的なものなので、数値で表すことはできないため、音量に変化が出た周波数と、おおよそ音量が半分になった周波数と、全く音を認識できなくなった周波数のみを数値としてとらえ、その間はなだらかな線で結びました。 途中の変化の度合いについてはイメージ的な表現となっています。
それをグラフにしたものが下図です。 高音が主に問題なので100Hz以下は特に検証していません。

  
  
左耳は5kHzから6kHzが少し盛り上がっています。 感覚的には10〜20%位のアップです。7kHZに大きなギャップがあり、感覚的にはほぼ聞こえないというレベルに近づきます。 その後は10kHzに20%アップ位のピークがあり、11kHZ近辺から急に聞こえなくなりだし、12kHzでは全く聞こえなくなりました。 右耳はディップの周波数が7kHZになった以外は殆ど同じような特性です。
6kHZから7kHZの大きなディップは耳たぶの凹凸や外耳、中耳、内耳の形状によるものかもしれません。 帯域はタイトですがこれだけのディップがあるとは驚きです。
しかし、これはいわば体のハード面の特性で、よくわからないのはその後の脳内処理かと思います。
「カクテルパーティー効果」といわれる、いろいろな音が混ざっている中から自分の興味がある音を聴き分けられるという何とも素晴らしい機能すらあります。 脳内で様々なフィルターをかけられるということですね。 ということは音を聞くということは耳で聞くというよりも脳で聞くといっても間違いではないような気もします。 日本音響学会誌66巻9号の「誌上ビギナーズセミナー 音を聴く聴覚の仕組み」は専門的過ぎてほとんど理解ができませんが、何となく聴覚の仕組みがほんの少しわかったような気がしました。 我々が一つの音源を聴いたとき、人それぞれが脳で認識している音は結構違うのかもしれませんね。
それにしても11kHz以上がほとんど聞こえないとはなんとも寂しいことではあります。
周波数特性もさることながらひずみ率も高いのでしょうね。