HMA-9500Ⅱのようなものの製作の続き

様々な作業がひと段落したので、暫く放置していた”HMA-9500Ⅱのようなもの”の製作を再開します。 前回の改良版試作基板では発振が生じて、いろいろ対策を試みましたが取り切るまでには至りませんでした。 その後も原因を探すべく考えてみました。 いくつかの可能性の一つは仮配線の引き回しです。 試験時のトラブルが怖くて電源ラインにヒューズを入れていますが、そのため基板やFETまでの配線が長く、かつごちゃごちゃになっています。 もう一つ前回の試作基板の時との違いは、MOS-FETの取付時の絶縁にオリジナルはマイカシートですが、今回はシリコンラバーシートを使ったことです。 HMA-9500Ⅱのマニュアルには、MOS-FETのケース(ソース)と放熱器の間の容量で安定性が悪くなると書いてあります。 マイカとシリコンラバーシートの比誘電率はかなり違いそうなので、その関係で発振していることも考えられます。 もう一つはオリジナルのアンプ基板では片側のHS8401(2SK135)のドレインまでの配線は、プリント配線だけでなくコードでも直接電源と接続しています。 プリント配線だけでは不具合が生じて、コード配線を追加したものと考えられます。 それらのことを考えるとオリジナルの完全コピーが安心なのかもしれませんが、基板は部品の配置も含め若干オリジナルから変更してあるので部品の値の変更や、追加が必要になるのかもしれません。 ハイレベルの電気回路理論の知識を持ち合わせているわけではないので、こういうトラブルへの対処には本当に困ります。 暫くはネットの記事なども参考にしながらもがき苦しむ日々が暫く続きそうです。 途中経過はホームページをご覧ください。 mj4018.lsv.jp/9500modoki.html