オンキョー MONITOR2001

20年近く前に家を新築しました。 リビングをついにオーディオルームらしき部屋にすることができたため、スピーカーをどうしようかと考えていました。 いわゆるリビングでオーディオ専用部屋でもないので、あまり大きいスピーカーは家族からクレームが出そうです。 会社の関係で住んでいた借家の近くんリサイクルショップに半年ほど前から気になっていたスピーカーがありました。 オンキョーのMONITOR2001です。 なんとも上品なスタイル外観で、欲しいと思っていましたが、私の予算では少し無理なのでいつも羨ましく見ておりました。 しかし、1年経っても売れずに残っています。 これは、縁があるのだと思い、新築する家のインテリアという勝手な理由をつけて大蔵大臣の許可を得て購入しました。 重くて車に乗せるのも、家に持ち込むのも大変でしたが、リビングにマッチして嬉しかったです。 1年ほど経過したころ音がおかしいと思ったら片方のミッドレンジから音が出ていません。 オンキョーにメールを入れると修理可能とのことで、1万Ⅱ千円位でダイヤフラムを交換しました。修理ができて一安心した2か月後、今度は反対側のミッドのネットが大きく凹んでいます。 音も出ていません。 原因は親父殿がラジカセの角を強烈にぶつけたようです。 またオンキョーに連絡を取り修理をしてもらいました。 当然費用は親父もちですが。 その後片方は1回親父殿にひっくり返されましたが、幸い大きな損傷はありませんでした。 購入後8年目にエッジの劣化が見られたのでオンキョーに連絡したらオリジナルのエッジは無いのでウレタンなら補修できるとのことでしたが、値段が1本24,500円とのこと。 2本で5万円じゃ買った値段ではないですか。 よってメイカーでの修理は諦め、オークションでウレタンエッジを購入して自力で交換しました。 ユニットが固着して外れず大変な思いをしましたが、1万円で無事修理が完了しました。 その3年後またミッドに音が出ないというトラブルが発生しました。 抵抗を計ったら断線です。 またか~という思いでオンキョーに連絡を取ったら、なんとダイヤフラムの在庫が無いので修理不可との返答でした。 これはまずい!! ユニットを外してダイヤフラムをを見るとコイルが経年劣化で腐食し断線しています。 どうしようかと思いましたが、断線箇所がコイルの端とリードの間で断線していることが分かったので、そこを細いエナメル線を半田付けで繋ぎ導通が回復しました。補修部の重量的にもほんの僅かなので動作にほとんど影響は無いと思われます。 もうミッドは補修ができないとアウトなので、予備として形状は違いますがMONITOR2000のミッドをオークションで確保しておきました。 MONITOR2000の音質は十分満足のいくものですが、オリジナルのエッジはエンジニアリング・エラストマーといういわゆる合成ゴムですが、ウレタンエッジに交換してあるので音質的には多少は変わっていると思います。 エッジの交換、断線の修理についての詳細はホームページ mj4018.lsv.jp/monitor2001.html をご覧ください。