SME3009と3009impの修理とメンテナンス

レコードプレーヤーの主役は何といってもトーンアームでしょう。 あのメカニカルな外観は機械好きにはたまりません。 個人的にはプレーヤー自体どんなに性能が良くてもトーンアームのデザインが気に入らないと使おうという気になりません。 オーディオも車も格好が第一です。 最初に買ったプレーヤーは50年前ビクター(型番は失念)で、その次はターンテーブルがDENONのDP1000トーンアームがフィデリティーリサーチのFR-24MKⅡでした。 このFR-24MKⅡがシンプルで、アームの色がホワイトのパールのような色で格好良かったです。 その後ビクターのQL₋A75、そしてMICROのDQX1000と繋がっていきます。 DQX1000のアームに最初に選んだのがSME3009impです。 オークションだったかと思いますが程度は悪くありませんでしたが、清掃するのに全てバラバラに分解しました。 組み立て後はしばらくしてコネクタの汚れが気になり金メッキのコネクタを自作して交換しました。 翌年リサイクルショップで破損品のSME3009を発見し、破損品ということで格安だったので購入しました。 破損個所はインサイドフォースキャンセラーの錘の糸をひっかけるバーで、根元から折れていました。 それにウエイトシャフトの中にあるダンパーゴムが破損してぐらぐらです。 バーは取り付け部の下に穴をあけてエポキシ接着剤で固定しました。 ウエイトシャフト内部のゴムは、最初ホームセンターで適当な硬さのクッションゴムを加工して組みましたが、若干尻下がりになったので、後日外形8mmのゴムキャブタイヤ電線の被覆を使って組みました。 結果は上出来で、ダンパーの硬さがオリジナルとどう違うのかはわかりませんが、十分に実用になり不具合もありませんでした。 ついでにアームケーブルもモガミ電線の2706に交換しました。 その際驚いたことにアームの内部にバルサ材が入っています。 ダンピングとケーブルが遊ばないようにしてあるのでしょうか。 最初、発砲ウレタンを充填しようかと思いましたが、うまくいくか分からなかったので、気休め程度でケーブルを太めの毛糸で編みこんで入れてやりました。 これが良かったかどうかは分かりませんが。 ホームページの中でSME3009のメンテナンスは mj4018.lsv.jp/sme3009-2.html SME3009impのメンテナスは mj4018.lsv.jp/sme3009-1.html に詳細があります。