金田式ハイブリッドパワーアンプNo.118のトラブル

金田式ハイブリッドパワーアンプNo.118の調整を行いました。 記事の手順に従い真空管部分の電圧増幅段の調整を行います。 V2のプレートの配線を調整用に変えて電圧増幅段のDC出力電圧を+87Vとの間で0Vにします。 V1のプレートの抵抗を変えて0V近辺までもっていきます。 何回か交換後ほぼ0Vまで追い込むことができました。 ここまでは順調です。 その後配線を正規に戻し出力段の調整に入ります。 配線完了後にスイッチON。 とその瞬間AC100Vのヒューズが閃光とともに溶断しました。 原因を探るためにいろいろなことを段階的にやってみました。 結果、出力段のバイアス電圧が異常に高いことが分かりました。 これではパワートランジスタが短絡に近い位の電流が流れます。 恐る恐るパワートランジスタをトランジスターチェッカーでチェックしてみるとNPN側はショート状態、PNP側は導通なしでした。 お宝のパワートランジスタの昇天です。 しかし、元々ペアがあまりとれていないものだったのでショックは少ないですが。 その後さらに調べていくとV2に所定の電流が流れていないようです。 V2のバイアスがおかしいのか、トランジスタのバイアス回路がおかしいのか。 パワー段のバイアス用のトランジスタが動作していないようです。 再度一からチェックを始めなくてはいけません。 製作の状況は mj4018.lsv.jp/kaneta118.html