LUXKIT A3700

大昔アンプのキットがメーカーから出されました。 有名どころといえばラックスキットとケンクラフト(旧トリオ)でしょうか。 その頃は通信販売やネットショップなど無い時代で、地方に住んでいる者は部品の調達が大変難しい状況でした。 よって、キットの販売というのが流行ったのでしょう。 ケンクラフトは半導体アンプでしたがデザインも良く、流行っていたスライドボリュームが魅力的でした。 ラックスは半導体、真空管両方出していました。 しかし、当時は結構価格も高く、資金がない私には手が出ない存在でした。 しかし、20年前にリサイクルショップでジャンク品としてラックスの真空管アンプキットA3700(おそらく3700Ⅱ)がありました。 程度は悪くOPTも左右で3.6kと5kという具合に違うものがついていました。 真空管もKT66。 何とか予算を工面して購入しました。  全部分解し抵抗、コンデンサはすべて交換。 ラックスから回路図を取り寄せ組み立て開始。 電源のコンデンサは耐圧が550Vのものが手に入らず500Vでお茶を濁しました。 我が家の100Vはトランス直下のため少し高めのため500Vを若干オーバーしましたが勝手に安全率の範囲と解釈ししばらく使っていました(その後550Vに交換) やはりオリジナルのKT88が欲しくなりCRコーポレーションのKT88に交換し、トランスも3.6kに統一しました。 私のオーディオは42シングルの真空管アンプから始まったので真空管のアンプは好きです。 音はともかく暗い部屋の中にヒーターの明かりが見えると心が落ち着きますね。 このアンプは2回ほど作り直しました。 面白かったのがホームページを見たオーストラリアの方からメールが来た事でした。 A3700を組んでいるのだけど調整の仕方が分からないから教えてほしいとのこと。 A3700のマニュアルをすべて英訳し(Googlの翻訳精度は素晴らしい!!)PDFにして送りました。 まさか海外の方とコミュニケーションがとれるなんて考えてもみませんでした。 このアンプもメインの機材です。     製作記事はホームページをご覧ください。   mj4018.lsv.jp/a3700.html

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