金田式アンプ No118の製作:金田式アンプと私

金田式ハイブリッドパワーアンプNo.118の製作のために納戸から在庫部品を引っ張り出しました。 35年前に製作した時の部品がいくつか残っています。 真空管6AU6とパワートランジスタ2SA649と2SD218、ヒートシンクと真空管用の電源トランスは残っていました。 ドライバー段の2SA606と2SC959は手持ちの在庫ではペアがうまく取れなかったため、2SA653と2SC1161に変更します。 2SC959は未使用を含めて10個以上ありましたがNランクのものが多くLランクのものもHfeの低いものばかりで2SA606との差が大きくペアがとれませんでした。 ネットオークションで2SC959を見てみたら信じられない金額になっており驚くばかりです。 これから不足部品の調達を始めますがHMA--9500Ⅱのようなアンプの製作も進行しているので完成時期は全く未定です。 金田氏は新しいアンプをずっと作り続けていますが、私個人的には今のアンプには特別な思いは少ないと言えます。 どちらかと言えば初期から中期までの金田氏のあのなんとも言えない、不思議な魅力が私にとっての金田式アンプなのだと思います。 だから今でもメインのパワーアンプはA級パワーアンプであり、私にとって金田式アンプというのは1975年から1980年頃のアンプなのです。 少し前、テレビ(BS)の「所さんの世田谷ベース」で所さんが話していたことが大変心に刺さりました。 所さんは1970年代前後の物が好きとのこと。 だから特別新しいものを求めるのではなく、自分は好きな1970年代と一緒に未来に向かっていくというようなことをおっしゃっていました。 私も基本的に同じような考えで、私にとって金田氏が一番輝いていた頃(私なりに)を思いながらアンプを作っています。 私にとってそれが一番楽しいことだから。 ホームページは mj4018.lsv.jp/kaneta118.html